「粗暴であまりいい噂は聞かなかった」
だが、仕事現場での評判はあまり芳しいものではなかった。
「デビュー間もないころから素行不良でマネージャーによく怒られていました。ドラマデビュー作の『私たちの教科書』(フジテレビ系。2007年放送)では、当時14歳の池田くんは現場ではかなり若いほう。それでも態度がでかくて生意気だったので、2、3歳年上の先輩俳優に目をつけられていたんです。
なのに、『自分は本当はあんたと同い年だ』とか『大阪時代はホストをやっていた』とかフカしていました。家庭環境もあまりよくなかったと言っていましたが。みんな彼の話は半信半疑で聞いてましたね。
ただ、上に対しての人当たりはピカイチで、監督さんなどへの営業は自分から率先してやってましたね。制作現場の上の人間に気に入られて呼んでもらった映画やドラマもけっこうあるみたいですよ」(前出、俳優仲間)
戦隊ヒーローの後輩俳優(20代)も、池田容疑者については苦々しく話す。
「池田さんは粗暴な一面もあって、僕ら後輩の間でも怖がってる人は結構いました。そんな池田さんも昔からヒーローになるのが憧れだったみたいで、『ゴーカイジャー』が決まったときは喜んでいたみたいですけどね。戦隊ヒーローの役者になっても、芸能界で生き残れるのはひとにぎりといわれますが、池田さんは成功していたほうなんで、残念ですね」
“堕ちたヒーロー”が世間の耳目を集めてしまうのは世の常だが、それ以前に彼はもともとがヒーロー気質ではなかったのかもしれない。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班