最新チップ内蔵で、高いグラフィックスの再現力
今回、筆者はMetaが開催したMeta Quest 3の体験会に参加して、その実力に触れることができました。
はじめに、MR対応ゲーム「First Encounters」を体験しました。デバイスを装着すると、部屋の中に次々と宇宙人が侵略してくるので、それを光線銃で撃ちながら倒すアクションゲームです。
Meta Quest 3には、専用の「Touch Plusコントローラー」が付属します。人間工学に基づいてデザインされたという軽量なコントローラーは、内蔵する高精度な赤外線センサーにより、ユーザーの両手の動きを正確にトラッキングしながらMR空間の中に再現します。
ボタン操作に対する反応も鋭く、ゲームの画面に遅延なく反映されます。コントローラーには触感フィードバックも搭載しているので、MRの世界に配置されているオブジェクトに触ると振動により感触が再現されます。
Meta Quest 3には、米Qualcomm(クアルコム)社の「Snapdragon(スナップドラゴン)」ブランドの最新システムICチップ「Snapdragon XR2 Gen 2」が搭載されており、これが快適な操作感に一役買っています。
この最新鋭のチップが搭載されたことで、4K対応のディスプレイに高精細な映像を描きつつ、コントローラーの操作信号に遅れることなく小気味よいレスポンスを返す、といった芸当を実現しているのです。
また、この日の体験会に参加した4名の記者と一緒に、マルチプレーヤー方式の対戦型MRゲーム「BAM!」を遊びました。
1つの「王冠」を制限時間内に奪って守り切る、というシンプルな“陣取り合戦”系のゲームですが、コントローラーによる操作に対して遅延なくスムーズに動いてくれるからこそ、グラフィックスにも凝ったゲームの醍醐味が存分に味わえます。