『ケンミンSHOW』で一気に全国区!

なぜ、その専門店が福岡から離れた東京で増えているのか?

「びっくり亭本家」の三代目店主・的場孝史郎さんは「老若男女に愛される味で、また食べたくなるような味、場所を選ばず万人受けする味だからでしょう」と分析する。

フードジャーナリストのはんつ遠藤氏も「誰もが好きな焼肉の定食だし、特製の辛味噌で、長らく続くブームの一つである“辛味”を押さえている。牛の焼肉定食だとリーズナブルでも2000円くらいにはなるが、それが豚ハラミとはいえ、家賃の高い東京でも福岡と同じ1000円前後で頑張っているからでは……」

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鉄板にのせた特製辛味噌

さらに「TV番組『秘密のケンミンSHOW 極』で取り上げられた影響でしょうね。こういう料理があるんだっていうのが、全国に宣伝されたわけです。実際に美味しいので、オマージュ・リスペクト店が福岡だけでなく、東京でも増えています。全国においしいということが伝わったので、やりたいという方が多い」と、はんつ遠藤氏は語る。

「びっくり亭の焼肉」のリスペクト系で、東京で今年開店したとある店主に話を聞くと『ケンミンSHOW』の影響があるとしながらも「地元が福岡で小さいころから慣れ親しんだ味でした。大人になり自分が店を開くなら、是非やりたいと思っていましたし、居酒屋をやるにあたり、パンチのあるメニューが欲しかったんです」と、「鉄板焼肉」参入の理由を説明する。

実はこの料理の作り方が、YouTubeにアップされている。複数あるが、中にはなんと世界中から1600万回もの再生回数を誇るものまで。大鍋に、ラード→肉→塩→ペーストニンニク→キャベツ→塩(再調整)の順で炒められていく。この動画を参考に「びっくり亭の焼肉」を研究し、東京に合うようにローカライズする料理人もいることだろう。

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