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運のいい人はポジティブな祈りをする

具体的な努力や工夫はひとまず置いておいて、とにかく祈る。特定の神さまに向けてというわけでなくても、ご先祖さまやお天道さま、道端のお地蔵さまなどにそっと手を合わせる。願いがいますように、運がよくなりますように、と。

こんなときがあってもいいと思います。祈ることは、心と体の健康にプラスに働く、ひいては運の向上につながる場合があるからです。

では、どんな祈りが心と体にプラスに働くのでしょうか。それは、自分のことだけでなく、自分以外のだれかの幸福も願うポジティブな祈りです。

「ポジティブな祈り」をしている人こそ運がいいのは科学的根拠あり。脳は「よい祈り」と「悪い祈り」をシビアに判別していた!_1
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たとえば「今年こそ、仕事の営業成績が伸びますように」とは、毎年多くのビジネスパーソンが初詣でで祈ることかもしれませんが、これは自分のしあわせだけに焦点を当てた祈りといえます。
この場合なら、自分の営業成績が伸びることで、自分以外のだれかがしあわせにならないか、と考えてみるのです。

営業成績が伸びれば給料が上がって、念願の家族旅行が実現するかもしれません。良質の商品を売るということは、お客さんに便利さや喜びを売っているともいえます。

つまり、自分が叶えたいと思う願いの先に、自分以外の人の幸福がないかを考え、そこに焦点を当てて祈るのです。

「今年こそ仕事の営業成績が伸びますように」という願いなら、「家族旅行を実現させるために営業成績が伸びますように」「たくさんのお客さんに便利さと喜びを届けられますように」などと祈ります。

「素敵な人と巡り合えますように」という願いなら、「両親も喜ぶような、素敵な人と巡り合えますように」、「一戸建てが欲しい」という願いなら、「子どもたちが伸び伸び暮らせるように、一戸建てが欲しい」「両親や友だちがいつでもゆっくり泊まっていけるように、一戸建てが欲しい」などと祈るのです。