ふざけないと生きていけない?
――初めての写真集ですが、決まったときの感想は?
こんなに早く写真集を出させてもらえると思っていなかったので、「私でいいんですか!?」と思う反面、「今まで一緒にお仕事してきた方から声をかけてもらえた!」とうれしくも思いました。撮影では緊張もしましたけどね。
――ふだん俳優として活動していると、写真撮影だけという機会も少ないですよね。
そうなんですよ。自分だけしか載ってないものを世に出すので、なかなか不安もありました。でも出すからには応援してくれてる方に恩返しできたらなと思って。
――恩返しとは?
俳優ってアイドルさんやタレントさんと違って、応援してくれる方と出会う機会があまりないんです。だから「ありがとうございます」の気持ちが伝わればいいなと思って撮影に挑みました。
それに自分のパーソナルな部分を伝えてきていなかったので、写真集では「ありのままの鳴海ってこんな人間です」と、応援してくれる方も今まで知らなかった一面を見せられるようにしようと思っていました。
――デビューから今まで追いかけてきた方も、最近ファンになった方も、見たことのない鳴海さんが収められていると。
そうです。いまさらかもしれないけど、自己紹介みたいな(笑)。今回、以前から大好きだった川島小鳥さんに撮影していただいたんですけど、「自然な姿でいいんじゃない?」と最初に言ってもらえて、ポージングとかも好きにやらせていただきました。
――ホウキに乗って飛んだり、ガムをくわえたり、おちゃらけている写真が印象的です。
昔から「ふざけないと生きていけない人間なの?」ってくらいふざけちゃうんですよ。撮影中も、それが許された環境だったので存分に素を出させていただきました(笑)。
SNSに、メガネをかけてペロペロキャンディを持った変身ポーズを載せたんです。撮影中のオフショットなんですけど、後ろのガラスに冷めた様子のスタッフさんたちが映り込んでいて面白かったです(笑)。