29歳で結婚するまで童貞だった

――本当に切り抜けられてたんですかね……。奥様には?

細君には一度、「年も年なんだからいい加減になさいよ」くらいは言われたかな。まぁ、そこまで詮索してはきませんね。
娘にも「あとは知りませんから」と言われたきり。
きっと家族でお互いを尊重して、いい距離感を保ったということでしょうか。

――そ、そうなんでしょうか。ちなみにヘンリー塚本監督をして“ピカイチのスケベ顔”と評された徳田さん。実際にスケベなんですか?


戦争もあって29歳で細君と結婚するまで童貞でしたから。もちろん風俗店など行ったこともない。あらゆることを抑圧されてきたからセクシー俳優になって解放された部分もあります。ここ5、6年は撮影にお呼ばれしていませんが、本当に得難い経験をさせてもらったと思っています。

時代劇好きで袴を着てなりきる若かりしころの徳田さん
時代劇好きで袴を着てなりきる若かりしころの徳田さん

――最近はどのように毎日を?

ただのジジイ暮らしをしております。70代ごろまでは細君と一緒に山登りなどもしてましたが、こんな暑い中、外に出るわけにはいかないし。完全に引きこもり生活です(笑)。

――今でも街で素敵な女性を見かけると、目で追いかけたりは?

どっちかというと背面を見ますよね。つまり、お尻ね。なにしろ、そういう気持ちは大事ですからねえ、ふっへへ。

写真/河合桃子
写真/河合桃子
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そうスケベ顔で笑う徳田さん。
後編では世界最高齢セクシー女優である小笠原祐子さんとの対談をお届けする。

取材・文/河合桃子
集英社オンライン編集部ニュース班
撮影/Soichiro Koriyama

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