自分に寄り添える人は人づき合いもうまくいく

最近、20代の人たちと話をしていると、「しくじることが怖い」とよく聞きます。あるデータでは、20代の独身男性のうち、デートをしたことがない人が6割いるのだそうです。これは、「しくじることが怖くて告白できない」からではないかと言われています。

自分のことを好きになるために必要な力とは? 自己肯定感を上げる「ネガティブケイパビリティ」の重要性_2

たしかに、その気持ちはわかります。昔の告白は「ラブレターをそっと下駄箱に入れる」でした。たとえフラれたとしても(その相手の子が、ラブレターを黒板に貼り出したりしない限り)、その告白がさらされることはありませんでした。

でも今は、LINEのスクショが友達内でまわされるような時代です。僕たちは、しくじりがバレてしまう時代に生きています。そう考えると、「なるべくなら、しくじりたくない」という気持ちもわかります。

だけど、そのしくじりを恐れすぎると、何にもチャレンジできない人になるし、一生好きな人をデートに誘えない人になってしまう。経験値が上がっていきません。仕事で失敗したときも、フラれたときも、
「失敗しちゃいました」
「フラれちゃいました!」
と言えるネガティブケイパビリティが大事になってくるのです。

自分を否定しない。
ダメな自分も認められる。
そして、自分のマイナスを隠そうとしない。

そういう人が、これからの時代には大事だし、自分に寄り添える人は人づき合いもうまくいくようになります。

では、なぜ自分のダメな部分を認められると、人づき合いがうまくいくのでしょうか。それは、人づき合いは、パズルの凸と凹のようなものだからです。