蚊が多い公園で実証実験開始! 
果たしてその効果のほどは

二匹のトンボが我が家に到着した翌日、さっそく蚊の多い現場で試してみることにした。

毎日の生活の中で、僕が必ず蚊に刺されるタイミングは犬の散歩中だ。
我が家は2頭の小型犬を飼っているが、夏場はなるべく近くの大きな公園や川原を散歩することにしている。
焼けるように熱いアスファルトの上を足の短い小型犬が散歩すると、熱中症になってしまう恐れがあるので、ひんやりとした草や土の上を存分に歩かせるようにしているのだ。

それでもやはり日中は暑すぎるので、散歩するのはまだ気温が上がりきらない朝方や、日が沈みかかった夕方にしている。
しかしそういう時間帯の公園や河原には、蚊がわんさかいる。
犬たちにはあらかじめ虫よけ薬を与えているからいいのだが、飼い主の僕はいつも大変な思いをしながら蚊と格闘しているのである。

公園の駐車場にマイカーを停めたあと、僕は早く散歩をしたくてはやる犬たちをドウドウとなだめつつ、2体のトンボフィギュアを付属の安全ピンやストラップで体に装着。
憎き蚊の目に入りやすいように、「あかねちゃん」はTシャツの裾、「おにやんま君」は帽子にぶら下げた。
こうしておけば「あかねちゃん」は腕や足、「おにやんま君」は首や顔の周辺を守備してくれるはずだ。

腕と足担当の「あかねちゃん」
腕と足担当の「あかねちゃん」
首と顔まわり担当の「おにやんま君」
首と顔まわり担当の「おにやんま君」

2つのリアルなトンボフィギュアを身につけた中年男の姿が、他人の目からどう見えるのかが多少気になったが、蚊に刺されて辛い思いをするよりも、多少奇異な目で見られる方がマシだ。
僕は公園の中でも特に蚊が多い、雑木林の広がるコーナーに向かった。

果たして本当に効果はあるのだろうか。

いざ、雑木林エリアへ
いざ、雑木林エリアへ