車中泊一人旅を目指し、アラフィフ男が車のカスタムを始めました。

現代日本の最先端サブカルチャーである“車中泊”の旅を、どうしてもやらなければならないと決めた僕は、小学生の頃からの友達・なんチン(スズキ自動車販売勤務)に頼んで格安のスズキ・エブリイを手に入れた。
その車はエンジンも足回りも快調だが、走行距離14万キロを超えるまで懸命に働いてきた中古の商用バンのため、内装も外装もボロボロ。
気分良く旅に出るため、僕はその車のカスタムに着手した。

この原稿を書いている5月半ばの時点では、まだまだ完成していないのだが、ここまでのカスタムの道のりを、写真日記風にお見せしたい。

2022年3月19日(土) この車を買おう! と決めた日

車中泊用マイカー、楽しすぎるカスタム日記。全塗装も自力でできたよ!_1
なんチンは薄汚れた荷台にあがり、ズタボロの床マットをめくると「エブリイはここにバッテリーが入っているからな。カスタムするとき、ここを塞いじゃダメだよ」と教えてくれた。
それはいいのだが、「この車、ホントにきったねえなー」と僕は思っていた。

2022年4月8日(金) 納車後、“山の家”でカスタム開始

購入したエブリイは、デュアルライフ(二拠点生活)実践者である僕が、“東京の家”とは別に持っている“山の家”(山梨県・山中湖村)を保管場所とし、カスタムもここですることに決めた。

車中泊用マイカー、楽しすぎるカスタム日記。全塗装も自力でできたよ!_2
まずはズタボロだった床マットを剥がして処分。自宅だからマスクを外して作業していたら、古いマットから出るホコリで鼻をやられ、クシャミと鼻水が止まらなくなった。
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返す刀で、汚れた天井内張りを引っぺがす。ビスと粘着剤だけで付けられていたので、剥がすのは簡単だった。
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剥がした天井はどうしたかというと、バラバラに刻んで捨ててやったぜ。
ワイルドだろ〜?
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取り出しますはアウトドア用のアルミマット。
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断熱機能のあるアルミマットを床に敷き、フローリング用の簡易畳(半畳×2)をその上に置いてみる。
これから車内で色々と作業をする際、この上に座れば楽なんじゃないかと思って買ったものだったのだが、敷いてみると「あれ、もうこれでいいんじゃない? 十分、車中泊できるな」と思ってしまった。
人間“起きて半畳、寝て一畳”。
これだけのスペースがあれば、一人生きていくのに困ることはないなと思う。
アウトドア用の折り畳みローテーブルと、ランタン型Bluetoothスピーカーも持ち込んだら、さらに素敵な空間に。お茶を飲みながら、しばし寛いでみたりする。
車中泊用マイカー、楽しすぎるカスタム日記。全塗装も自力でできたよ!_7
ここまでは“山の家”の庭で作業をしていたが、気分を変えるため山中湖の湖畔に移動。湖を眺めながら、あちこち小さく破れていた窓のスモークフィルムを引っぺがす。
シール剥がし剤を使いながらの作業で、すぐにできると思いきや、これが意外と大変だった。
車中泊用マイカー、楽しすぎるカスタム日記。全塗装も自力でできたよ!_8
窓にスモークフィルムがないと外から丸見えだが、車内からの眺めは最高。この解放感は捨て難いので、新たにスモークフィルムは貼らないことに決定。目隠しはカーテンで対応することにしよう。