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仲間内ではペテンで有名でシノギをひとつも持ってない
「俺は天涯孤独」と周囲に吹いていた井上容疑者の経歴はデタラメで、実際は両親やきょうだいも健在、小さいころは近所でも可愛がられた存在だった。
山梨在住の井上容疑者の知人が証言した。
「井上大輔の実家は山梨県南アルプス市です。何かの報道で『自分は天涯孤独』とか元妻に吹いていたとありましたが、ちゃんとした親御さんもいてお父さんは学校関係のお仕事です。それに元暴力団組員といっても、幹部でもなんでもありません。稲川会系組織の下っ端で、シノギをひとつも持ってないどころか、借金をたくさん抱えたまま山梨県から“飛んで”いなくなっただけです」
若いころはケンカで鳴らしたとか、地元で有名な不良だったりしたのだろうか。
「口がうまいだけで、強行犯的な荒事は無理ですね。仲間内じゃペテンで有名で『デカい取引があるからまとまった金が必要だ』とか言って50万円ぐらい引っ張っては返さないみたいなことばかりやってました。
ヤツは野球賭博狂いで、結局それで大負けして飛んだんです。1試合に50万円も100万円も張り込むような勝負で負けがこんで、借金の総額は1000万円を超えていたと思います。兄貴分に頼み込んで『一からやり直せよ』ってことになってたんですけど、1週間後に飛んじゃいましたね。先輩、後輩、組関係、いろんな知り合いから借りてたんで、どうにも首が回らなくなったんでしょう。3年前くらいのことですよ」
井上容疑者は今回の共犯で元妻の土岐菜夏容疑者(34)との前にも、結婚していたことがあったという。知人が続ける。
「最近、覚醒剤で実刑になって網走刑務所に入ってたらしいけど、以前にも実刑食らってるんですよ。前の嫁さんと不貞行為をしていたという男を脅迫した挙句ですね。それは美人局じゃなくて、本当に不倫していたのを見つけたみたいで、最初は向こうも家庭があるから素直に何百万円か払ったけど、調子に乗って何回もせびって警察に駆け込まれて事件にされたんです。ヤツは『〇〇刑務所のメシはまずい』みたいな懲役自慢もよくしてました」
2015年7月11日付けの読売新聞山梨県版に、こんな記事が載っていた。
<県警組織犯罪対策課と笛吹署は10日、甲府市小瀬町、指定暴力団稲川会系暴力団組員の井上大輔被告(40)(覚醒剤取締法違反で起訴)を恐喝容疑で再逮捕した。井上被告は「何も言うことはない」と認否を明らかにしていないという。
発表によると井上被告は昨年11月と今年4月、井上被告の内縁の妻と交際した50歳代の自営業男性を脅迫し、現金計195万円を脅し取った疑い。甲府地検は10日、同じ男性に対する別の脅迫罪で井上被告を甲府地裁に追起訴した。>