年齢を重ねるほどに大事にされる仕事を
――ポールダンスや動画編集以外にも、これからやりたいことはありますか?
一番下の子が4歳なんですが、彼女が小学生に上がったら看護学校にもう一度通いたいなと思います。
当時はグラビアの道に進みたくて辞めたわけですけど、やっぱり、「あの時辞めてしまった」という挫折感が大きいです。もう一度やり直したいなという。あと、女性が歳を重ねていってキャリアを積んで働ける職業って、やはり医療系が強いじゃないですか。
――いくらAI技術などが進化しようともなくてはならい仕事ですからね。
注射を打ってもらう時なんかも、若い看護師さんよりもベテラン風の看護師さんに打ってもらう方が、なんとなく安心感ってあるじゃないですか。笑
私自身、若さを武器にするようなグラビアの仕事してますけど、年齢を重ねるごとに大事にされる仕事への憧れがあるんですよね。だからいつかは学び直したいという思いもあるんです。まあ、准看護師の専門学校で試験もあるので、受かればの話ですけどね…。
――これからお子さんの学校などでもお金もかかるし、不安はありますか?
そうですね、そういう金銭感覚のことは子供ともよく話をします。子供が習い事を「あれやりたい、これやりたい」と言ってくるんですけど「まず入会金というのがかかって、月謝と維持費というのもかかるんだよ」と。その上で頑張ってみたものの、辞めたくなったらそれでもいいけど、とりあえず3ヶ月は続けようね、とか。
――お金のこともちゃんと話すんですね。
はい。たとえば家で落書きとかしちゃったら、「ここは借りてる家だから返す時にお金がいるんだよ。だからここに書こうね」って、紙を渡して。でもこの前、三女が床にバッテンをふたつ、クレヨンで描いたんですよ。「なんでここに描いたの」と聞いたら「倒立する時にここに手を置いた方がいいって教えてくれたから描いた」と。
だから私は、お姉ちゃんは妹にコツを教えてるし、妹は学ぼうとしたし、それぞれの姿勢には納得したんで、怒りませんでした。その時もまたちゃんとお金の話もして、「今度描くときは剥がせるテープにしようね」と言って。
同じことをやったらさすがに怒りますけど、とりあえず1回目はグッと堪えるようにしています。
――子育てをしながら新しいことにどんどんチャレンジされていますが、心掛けていることがあったら教えてください。
やっぱり子供と一緒に朝早くに起きて夜は早くに寝るって生活をしてるだけで、メンタルは整うし、意欲も溢れてきます。子供を3人産んでも、ボディラインはキープしてきたので、いずれそういうボディメイクのプロデュース業などもできたらって思います。
子育てをしながら新しいことにも果敢にチャレンジし体形もキープする熊田曜子。身長164センチで、体重48kgと体脂肪率16.70%をキープし、体内年齢はなんと25歳!
しなやかさはボディだけでなくメンタルにもあり、ママタレントの枠を超えた熊田さんの活躍に今後も期待したい。
前編 母との絆 はこちらから
取材・文/河合桃子
撮影/松木宏祐
ヘア&メイク/本岡明浩
スタイリング/aSAMI