世界と一線を画す「モザイク問題」

そういう日本の、しかも海外の人に比べたら見た目が幼い10代のようなアマチュアカップルがセックスしている動画、ということでウケたんです。

実際に、海外の人からは、「You are so cute!(キミ達、めっちゃかわいいね!)」なんてコメントがしょっちゅう来ました。

海外から絶大な支持を受ける「日本のアダルト業界」。世界基準と大きく異なるモザイク国家・日本のアダルト規制とは。日本人初のカップルPornhuberが伝える_2
アダルト動画のモザイク処理の基準は国によってさまざま

〝ガラパゴス〞という視点でいうと、日本はアダルトに関する規制も独自路線。一番メジャーなものは男女の性器にかけるモザイク処理です。

日本では全てのAVや配信動画 にはモザイク処理をしなければいけないのはご存じの通りです。違反して〝無修正〞にしてしまうと、公然わいせつ罪をはじめとする法律によって 罰せられてしまいます。

世界的に見ると、アメリカをはじめ〝無修正OK〞の国がほとんどです。これは〝表現の自由〞を重んじているためと言われています。それと逆に、〝性器 どころか裸を映すのは一切NG〞という全面的にアダルトに厳しい国もいくつか存在するんですが、

「性器のみ絶対モザイク」
「性器が隠れていれば 胸もお尻もOK 」

という、ある意味で中途半端なモザイク国家は日本だけなんです。わいせつにあたるかどうかは、性器が映っているかどうかだけに絞られているからです。規制のない 国の人から見ても、厳しく制限がある 国の人から見ても、

「なぜこんなことをしているのか 意味がわからない」と、理解に苦しむそうです。