「翌日、普段の声が出にくくなるので…」
声質を保つ秘訣は?
――今回の作品の舞台は魔法学校です。小林さんは、もし魔法が使えるとしたら、何をしますか。
声が枯れない魔法がほしいです。僕、お酒を飲んだ翌日、普段の声が出にくくなるんですよ。
だから、朝早くから仕事がある前日は、夜遅くまで飲まないように注意しているので、そんな魔法があればいいのになと思います(笑)。
――そうなんですね(笑)。声のコンディションを保つために、他に気をつけていることはありますか?
当たり前のことではありますが、睡眠はしっかりと取るようにしています。
諸説あるみたいですが、声って起きてから5時間後がベストな状態と言われていて。でも、それって朝10時の現場だったら5時起きってことじゃないですか?
だから過去に、自分で試したことがあるんです。本当に5時間前に起きるのがいいのか。それともしっかり寝て、起きてから2時間くらいの方がコンディションがいいのか。
そしたら、僕の場合は後者だったんですよね。睡眠時間が短いと喉が5時間経っても本調子にならなかった。それ以来、睡眠はしっかりと取るようにしています。
――最後に『マッシュル』のおすすめポイントを教えてください。
漫画とは異なるダイナミックな表現や、アニメだからできるさまざまな演出が盛り込まれています。
世界中で人気の作品なのですでに注目度は高いと思いますが、そこにアニメーション会社さんや制作の皆さん、そして僕ら役者陣の熱量が乗っていくと思うので、自信を持っておすすめしたいです。
原作ファンはもちろん、アニメからでも楽しんでいただけると思います。
それから、ダイナミックなキャラの動きや声の芝居など、新しい発見もたくさんあると思います。会話の掛け合いや役者さんの個性、この作品ならではのテンポ感をぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです!
取材・文/すなくじら
撮影/梁瀬玉実