NHK党議員一人あたり、6年間で2億円の税金が
ネットでは話題になりがちなNHK党が、ガーシー氏の知名度により確保した1議席は、ガーシー氏が議員の職を失ってもゆらぐことはない。
ガーシー氏が選出された比例区では、ガーシー氏が除名になったり、辞職したりしても、NHK党の中でガーシー氏の次点だった候補者が繰り上げ当選する仕組みになっている。
現在、ガーシー氏の次点には、れいわ新選組代表と同姓同名の「山本太郎」氏が控えている。NHK党の広報担当者に問い合わせると、
「ガーシー氏が議員でなくなった場合、立花党首は山本氏に辞退してもらい、その次の黒川敦彦幹事長か齊藤健一郎副党首を議員にしたいと言っています。ガーシー氏の後任はまだ決まっていません」
いずれにせよ、2022年の参院選で獲得した1議席は守られそうだ。
全国紙政治部記者が解説する。
「ガーシー氏は、6年間の任期を務めれば、歳費や調査研究広報滞在費(旧文通費)など計2億円ほどが国費で支払われる見込みです。途中で、ガーシー氏から別の人に代わっても、2022年の参院選で当選したNHK党の議員に計2億円ほどが支払われる事実は変わりません」
すでに、ガーシー氏の当選後、半年ほどが経ち、この間の歳費などは、計2000万円ほどになっているという。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班