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“脱マスク”する人は新橋では0人!

政府は3月13日から、マスクの着用は個人の判断に委ねる緩和方針を固めた。このニュースを受け、マスクに関する意識調査を若者の街・渋谷で行った(渋谷編)。では、働き盛りの世代はどうなのか。今回はサラリーマン街として知られる新橋の会社員を対象に同様のアンケートを実施。アンケート対象人数は渋谷と同じ100人だ。

〈新橋・サラリーマン100人に聞いた〉3月13日以降、「マスクを着け続ける?」「それとも外す?」 “脱マスク”するは0人! 本音は外したいけど…「非常識なヤツと思われるのは嫌ですから」_1
新橋駅(※写真はイメージです。shutterstockより)
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3月13日以降、マスクを「着用する」「着用しない」「場合による」の3択で聞いたところ、結果は以下のとおりとなった。

着用する  57人
着用しない  0人
場合による 43人


渋谷では同じ100人でアンケートを取ったところ、「着用する」が28人、「着用しない」が7人、「場合による」が64人だった。渋谷と比較すると今までどおりマスクを着用し続けると答えた人は圧倒的に高く、渋谷では7人いた「着用しない」の回答も新橋ではなんと0。若者層よりも社会人の方がマスク着用が常態化・ルーティン化しており、マスクに対する態度は「保守化」しているといえる。

以下、代表的なコメントを紹介しよう。

「コロナになったら自社だけでなく、取引先にも迷惑をかけてしまう。政府の方針転換に関係なく、完全にコロナが収まるまではマスクはつけ続けることになる」(34歳男性)
「マスクなしで商談したら、取引先に不信感を抱かせてしまいかねない」(35歳男性)
「自分が率先して外せば、部下たちも外すようになるとは思います。ただ、上司、管理職としての責任もある。自分から進んで外すことはできません」(52歳男性)

〈新橋・サラリーマン100人に聞いた〉3月13日以降、「マスクを着け続ける?」「それとも外す?」 “脱マスク”するは0人! 本音は外したいけど…「非常識なヤツと思われるのは嫌ですから」_2
アンケートに答えてくれる新橋のサラリーマン

「社内の取り決めで、飲み会も10人を超えるような大きなものはやっていません。そんな状況ではまだまだマスクは外せません。新しい変異株も次々に発見されているし、政府の方針転換は時期早尚なのでは?」(42歳男性)
「子どもがまだ小さくて、コロナウィルスを家庭に持ち込みたくない。同僚も家族持ちが多いので、その家族のことを考えたら、やっぱりマスク着用はまだまだ必要」(41歳男性)