民放5局が1日でどれくらいクイズを出しているか調べてみた

冒頭からものすごくうろ覚えの話をするが、だいぶ前に、台湾だったか韓国だったかの学生さんが、卒論だったか何だかで、日本のテレビ番組にはクイズが蔓延しているみたいなことを書いたというニュースを見た気がする。

ネットで検索してみたが、それらしきものは出てこなかったので、口頭で誰かから聞いた話だったのかもしれないし、最悪私の夢だったのかもしれない。ただその内容自体はわりと覚えていて「クイズ番組」が多いということではなく、ありとあらゆる番組で「クイズ」が出されているという話であった。

たとえば、旅番組でVTRの途中でスタジオにいる出演者に「一見普通の温泉まんじゅうですが、ある秘密があります。なんだと思いますか? 3秒でお答えください」と問いかけたり、天気予報の最後に「暦の上では冬至の今日ですが、〇〇地方ではゆずではないものをお風呂に入れます。なんでしょう」と視聴者に豆知識を問うたりする。そういうのが蔓延していて面白い、という話だったと記憶している。

確かに言われてみればそうだ。

日本のテレビ番組は折に触れクイズを出してくるような気がする。そもそもクイズ番組自体が多いのに加えて、関係ない番組でもやたらクイズを出す。そんなイメージはある。

しかし本当だろうか。印象だけで判断するのは令和の大人のマナーとしてはよくない。実際に検証してみようではないかというのが本稿である。

今回は力技ではあるが、2022年12月15日(木)の関東民放各局、早朝から深夜まで24時間×5局=120時間を実際に見て、クイズがどれだけ出題されているかピックアップしてみた。その検証結果が以下である。