カスタマイズするときは「メモリが大事」

最後に1つだけ留意したいのは、Macは購入時に「CTO(Customize to Order)」と呼ばれるカスタマイズ注文ができるということ。選択した基本のモデルをベースに、メモリやストレージ、キーボードなどを数種類の中から自分の好みに合わせて選んで購入できるのです。

ここで特に大事なのが、「メモリ」の量。ほとんどのMacで8GBか16GB(または24GB)から選ぶことになりますが、たとえば8GBから16GBにカスタマイズすると、プラス2万8000円かかります。

Macはあとからメモリの増設ができないので、購入段階でしっかりと選ぶようしましょう。メモリについての説明は省きますが、"プロの道具”としてではなく、Macを普通に利用する際でも8GBでは足りない場合があります。

たとえば、Adobeの「Photoshop」や「Illustorator」「Indesign」「Premiere」のような多くのメモリを必要とするクリエイティブソフトを同時に開いて作業を行う場合は、16GB以上にしておくほうがベターです。

CTOでMacのメモリやストレージ、キーボードなどをカスタマイズしていくと、その分トータルの金額がどんどんとアップしていきがち。その際は予算に応じて、M2ではなくM1を選んだりするなどして、自分にとってベストなバランスを見つけ出すようしましょう。

誰もが直面する「結局どのMacを買えばいい?」問題。ITオンチでもすっきりわかる、自分に最適なモデルの見つけ方_14
モデル選びに悩んだら、Appleの公式Webサイトにある「Macのモデルを比較する」も活用してみよう。最大3つのモデルをプルダウンメニューから選んで、主なスペックを見比べることができる(https://www.apple.com/jp/mac/compare/
誰もが直面する「結局どのMacを買えばいい?」問題。ITオンチでもすっきりわかる、自分に最適なモデルの見つけ方_15
メモリの容量が大きいほど、より多くのアプリを同時に実行でき、パフォーマンスも安定する。標準の8GBにするか16GBにするかは重要な選択だ 
すべての画像を見る

文/水川歩