そもそも「セオリー」とは?
コンテンポラリーな女性のためのファッションブランドとして、ニューヨークで1997年に誕生したセオリー。当時革新的だったストレッチ素材を使い、履き心地とスタイリッシュなルックスを兼ね備えた美脚パンツを開発したことで、その名を広く知らしめたブランドだ。
ユニクロとの2度目のコラボでは、クリーンに着こなせるモダンなデザインと、アクティブに動けるリラックスシルエットを同時に追求したり、ユニクロおなじみのエアリズムや、軽量・伸縮・速乾と三拍子揃ったハイテク素材を採用したりなど、セオリーらしさ満点のアプローチが光るミニマルなコレクションを披露する。
人気の「感動」シリーズも、よりミニマルなデザインに
今季のユニクロ×セオリーコレクションのなかでも注目したいのは、やっぱり「感動」シリーズとのコラボですよね。感動シリーズはもともとユニクロがオリジナルでずっと展開してきたラインなんですが、ジャケットやスラックスなど、ビジネスシーンもイケる洗練されたデザイン。しかも、軽くてストレッチ性があり、自宅で洗えてすぐ乾く、という逸品なんです。東レと共同開発した素材を採用することで、しっかりと実用性も備えているんですよね。
年々アップデートされていて、最近のモデルなんかはアンコン(アンコンストラクテッドジャケットの略。肩パットや芯地を使用しないジャケットのこと)なのに肩のラインがしっかりしていたりと、フォーマルな印象にももっていきやすいのも魅力です。『とはいえ、しょせん合繊なんでしょ?』なんてイメージもあると思いますが、最新の生地にいたっては、服好きをもうならせる質感を実現しています。
今回のセオリーとのコラボモデル「感動ジャケット セットアップ可能」
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E446917-000/
は、ブラックとライトグレーの2色展開で、ポケットも一般的なフラップタイプではなくあえてジップ付きのスラッシュポケットを採用するなど、ディテールもセオリーらしいですよね。ライトグレーのジャケットって、モノによってはギラついた雰囲気が出てしまって難しい色なんですが、これはソフトな印象に転ばないギアっぽいグレーだから、そんな心配はなさそう。
シルエットもボックスシルエットで適度にゆるっとして今っぽいですよね。ユニクロ本家の感動ジャケットよりゆったりしていて、とにかく合わせやすいと思います。
ちなみにセオリーって、じつは韓国とかではハイブランド扱いなんですよ。価格も日本より高めに設定されていたり、メゾンブランドと同じ並びでお店があったりする。そんなブランドのアイテムが、ファーストリテイリンググループ内のコラボだからこそ、低価格で手に入る。そこも大きな魅力ですよね。
個人的には「感動イージーショーツ」
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E447096-000/
とセットアップで着たいです。カジュアルに着られて良いと思います。
ショーツのほかに、フルレングスの「感動イージーパンツ」
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E451561-000/
も同時展開されます。ユニクロ本家の「感動パンツ」はセンタープレスが入っているのに対し、こちらはプレス無し。ウエストはパッと見シンプルなベルトループ仕様なんですが、じつはサイドに伸縮するゴムがあしらわれていて。つまりは、着脱ラクラクなのにタックインしたときの見栄えはいたってクリーン、というわけです。これは気が利いてますよね。
そして、もう1点、「感動シャツジャケット」
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E452344-000/
は、シャツとカバーオールの中間にあたるようなデザインで、ゆったり着られる「感動ジャケット セットアップ可能」に比べると、すこしすっきり目のフィッティング感が特徴です。イージーパンツを一本と、「感動ジャケット セットアップ可能」と「感動シャツジャケット」の3点を揃えておけば、カジュアルもフォーマルもどっちも網羅できちゃいそうですよね。