生理に困難を抱える知的障がいの人々
多くの女性が約40年間付き合っていかなければならない生理。そんな生活の一部とも言える生理で、大きな困難を抱えている人は決して少なくないという。
「弊社の吸水ショーツを愛用してくださっている方には、知的障がいをもった方もいます。障がいをもつ方は、想像以上に生理の過ごし方に苦労されています。例えば、羽付きナプキンの羽を広げて使うことが難しく、肌に粘着部分がついてしまったり、自分で『そろそろナプキンを替えよう』という判断が難しかったり。
それが吸水ショーツに出会って、生理への不安や過ごしにくさがかなり軽減されたとおっしゃっていました。社会から見えにくいところに、生理の困難さを抱えている方はたくさんいらっしゃいます」
「友達に知られたくない」ナプキンをトイレに流す子どもたち
また、「東京都では、毎日どこかの学校のトイレが詰まっている」ことと、生理とのあいだにも意外なつながりが。
「小中学生の中には、ナプキンをトイレに流してしまう子も多いそうです。水回り工事の業者の方から聞いたのが『学校のトイレ詰まりの原因に、ナプキンはかなり多い』ということ。
流してしまう理由は様々で、友達に生理が来たことがバレたくない、自分のナプキンが汚くてなるべく触りたくないなど。まだ生理との付き合い方が確立していない、初潮を迎えた子が珍しいという環境の中では、こうしたことが起こってしまうようです」