“ハプバー”新店続々オープンのなぜ

「僕はもともと楽観的なので、“ハプバ怖いからもう行けない”とかにはなりませんよ。今回、得た教訓があったとすれば、服は常に手元に置いておいて、すぐに着替えられるようにしようと思ったくらいです。

ハプバはとにかく効率とコスパがいい。アプリは出会うまでのやり取りが面倒ですから。僕にとってハプバは完全に風俗の延長線上ですね」

実際にSB摘発以降も新規オープンしている店はあるという。ハプニングバーの元店員でYouTubeでハプニングバー情報を発信する、もぐにん(https://mogunin.com)さんに聞いた。

「大阪や名古屋を含めて10店舗は新しいハプニングバーが開店しています。SBの摘発がニュースになったことやYouTuberがハプニングバーを取り上げたことで初めて訪れる人も増え、例年と比べてお客さんが最も多い状況です。勢いを感じますね」

摘発されたSBも、3ヶ月後の8月には「ロシナンテ」と店名を変更し、リニューアルオープンしたという。再び店に訪れたという豊田さんが続ける。

「今後ルールが変わる可能性はありますが、SBは男女共に乳首と性器の露出はNGになりました。その代わり、その部分を隠すテープが用意されているので、乳首と性器の3点にそれを貼ればOKになったようです。また、摘発の原因となった3階のマジックミラーの部屋は5部屋に区切られ完全に個室になっています」

摘発を免れるよう、店舗の構造や利用ルールを変えて営業を再開しているハプニングバー。なんともたくましい話である。