POINT1:余白を大切にする
前提として、仕事が忙しいときにワーケーションをすることは、おすすめしない。忙しいときにワーケーションを取り入れても、仕事も休暇もどっちつかずになってしまうからだ。
筆者自身、ワーケーションを取り入れ始めたばかりの頃に苦い経験をしたことがある。
気分転換に海の近くでのワーケーションをしたときのこと。当初の予定では、早朝にサーフィンをして、日中は仕事。早めに仕事を切り上げて、夕陽を見ながらSUPや海鮮BBQを楽しむ……そんな過ごし方をしようと計画していた。
しかし、現地に着いてから「クライアントからの要望により、至急対応してください」と急ぎの仕事が!
事前に予約していたアクティビティは全てキャンセル。海で遊ぶ人々を横目に、滞在中、海の近くでずっと仕事をする羽目になってしまったのだ。せめてもの救いは夕食で新鮮な海の幸にありつけたこと。
それからは、ある程度仕事に余裕があるタイミングでワーケーションを取り入れている。普段の旅行でもそうだが、予定を詰め込みすぎてしまうと、その地での偶然の出会いや思いつきのプランなどを楽しめない。急な仕事が入っても、急に遊びたくなっても大丈夫なように、余白のある行程で臨むのがおすすめだ。