高難易度レシピがお手軽に作れちゃう!
『サムゲタン風鶏のコラーゲン鍋』

続いて紹介するのは、疲れた体の滋養強壮にぴったりな朝鮮料理のサムゲタンが、手軽に作れてしまうという「サムゲタン風鶏のコラーゲン鍋」。

ネギを切るだけ! 水と料理酒だけ! 6500種以上の鍋を食べ尽くしたプロが教える、簡単&シンプルなのに激ウマ鍋レシピ_3
時間のかかるサムゲタンがあっという間にできる

【材料】(2〜3人前)
水:500ml
酒:大さじ1
醤油:小さじ1
塩:小さじ1
こしょう:少々
鶏肉(手羽先or手羽元):6本
もち米:大さじ2
しょうが10g
ニンニク:2片
長ネギ・大根・白菜・水菜・きのこ等の野菜:それぞれ適量
春雨:20g
クコの実:10粒
黒ごま:小さじ1

【作り方】
しょうが(10g)とニンニク(2片)を薄切りにしておく。次に、鍋に鶏肉(6本)、もち米(大さじ2)、酒(大さじ1)、カットしたしょうがとニンニク、水(500ml)を入れて、鶏にしっかりと火を入れる。

醤油(小さじ1)、塩(小さじ1)、こしょう(少々)で味付けし、それぞれ食べやすい大きさにカットした野菜類、お湯で戻した春雨(20g)を入れてひと煮立ちさせ、最後にクコの実(10粒)、黒ごま(小さじ1)を散らして完成。

「本来なら丸鶏の中にさまざまな具材を詰めて、最低でも2〜3時間は煮込まなければ完成しないサムゲタンですが、このレシピであれば数十分でできてしまいます。

ポイントとなるのは生米のまま入れるもち米。これがサムゲタン特有のとろりとした舌触りを演出してくれます。しょうがとニンニクのパンチともち米の効果で柔らかくなった鶏肉は本当に美味しいです。風邪などで体調が優れないときには、特におすすめですね」

鍋の具材が“食後のデザート”に大変身するびっくりレシピ!
『みかん入り寄せ鍋』 

お次は「みかん入り寄せ鍋」という衝撃的なレシピ。名前からしてかなりのインパクトだが、鍋とみかんの組み合わせでいったいどのような味に仕上がるのだろうか。

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山口県のご当地鍋を安井さん風にアレンジ

【材料】(2〜3人前)
かつおだし:600ml
醤油:小さじ2
塩:小さじ1/2
鶏もも肉:100g
鮭orタラの切り身:100g
えび:4尾
白菜:4〜6枚
長ネギ:1本
しめじ:50g
しいたけ:2〜3枚
にんじん:40g
春菊:50g
春雨:20g
木綿豆腐:100g
無農薬みかん:4個

【作り方】
鶏もも肉(100g)を一口大にカットし、えび(4尾)の背わたを抜いておく。次に白菜(4〜6枚)をざく切り、長ネギ(1本)を1.5cm幅のななめ切りにする。

しめじ(50g)、しいたけ(2〜3枚)は石づきを取り、食べやすい大きさにカット。にんじん(40g)は薄切りに。春雨(20g)はお湯で戻し、木綿豆腐(100g)は食べやすい大きさに切っておく。

ポイントとなる無農薬みかん(4個)は、オーブントースターかフライパンで、皮に焦げ目をつける。

かつおだし(600ml)に醤油(小さじ2)、塩(小さじ1/2)を入れて火にかけ、春菊(50g)以外の野菜を入れて火を通す。

沸騰したら鶏もも肉(100g)、鮭orたらの切り身(100g)、えび(4尾)、無農薬みかん(4個)を入れ、火が通ったところで春菊(50g)を入れれば完成。

「山口県周防大島町の名物鍋を簡単にアレンジしたレシピです。みかんを皮ごと入れることで、ほんのりと柑橘の香りが漂い、さっぱりといただけるのが特徴となっています。

みかんのエキスによって鍋全体が締まるわけですが、みかん自体は鍋の終盤にデザート代わりに食べるのがおすすめ。柔らかくなった皮ごといただくと、火が入って抜群に甘さを増したみかんの美味しさに驚くことでしょう」