韓国で大人気のタコ鍋専門店が日本初上陸!
「イイダコって韓国では定番だけど、日本には専門のお店がまだ少ないですよね」
と話すのは「チュクミドサ 新宿本店」の店長アン・ヒジュンさん(35)。韓国で52店舗を展開する大人気タコ鍋チェーンの、日本初上陸店だ。5月にオープンしてから週末は行列ができるほど評判となり、早くも同じ新大久保に2店舗目を出すという人気ぶりだ。
イイダコ(チュクミ)に特製ソースをたっぷり絡めて鉄鍋で炒めれば、ビールやチャミスル(韓国焼酎)にはぴったり。このソースは辛さの違う3種類の唐辛子と、さらにコチュジャンや醤油、隠し味にパイナップルも入っているそうで、汗を噴く刺激的な辛さの中にもほのかな甘みもあって深い味わい。
「ソースもレシピも韓国とすべて同じなんです」
イイダコと一緒にテッチャン(シマチョウ)やサムギョプサル(豚の三枚肉)、エビと合わせたものも人気で、これを野菜や海苔で巻いて食べ、シメは鉄鍋チャーハンだ。
そしてメニューは潔く、ほぼチュクミのみ。こんな専門店が韓国には多い。うちはサムゲタンだけ、カムジャタンだけ、タッカルビだけ……といった感じで、こだわりの一品を出している。お客も今日、自分が食べたい料理で店を選ぶ文化がある。ところが新大久保の韓国レストランは、焼肉を中心に幅広くなんでも取り揃えた、ファミレス的なメニューの店が中心だ。
「だから新大久保にも、韓国のようなちゃんとした専門店があったらいいと思って」
こうした専門店が少しずつ出てきているのが、最近の新大久保だ。