『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』(2021)The Electrical Life of Louis Wain 上映時間:1時間51分/イギリス

【悶絶必至!】そのかわいらしさ、もはや罪つくり。猫だらけのキュン映画5選_1
『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』
12 月 1 日(木)TOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー
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19世紀末から20世紀にかけて、イギリスで大人気だったイラストレーター、ルイス・ウェインの人生を『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(2021)のベネディクト・カンバーバッチが体現する感動作。
夏目漱石の「吾輩は猫である」に登場する絵葉書の作者だとも言われているウェイン。それまでネズミを退治するくらいの役割か、不吉だと恐れられていた猫の絵を愛らしくコミカルに描き、愛すべき存在だと世界に知らしめた人物です。

ウェインは病を患う最愛の妻のために、親友であり人生の師と仰ぐほど愛着を感じたペットの猫「ピーター」の絵を描きましたが、彼のイラストが新聞に掲載されると大人気を博し、そのおかげでイギリスから猫を愛する人の輪が広がっていったのです。

かつては、猫が犬と比べて軽い存在とみなされ、ペットとして愛されることもなかったなんて驚きでしたが、ウェインが猫をかわいらしくイラストに描いてくれたおかげで、世界中の人々が猫を大切に思うようになったのですね。

ウェインが愛したピーターは、庭に迷い込んできた子猫のときからたまらなくかわいくて、ドラマチックなウェインの人生の物語の中で、ひたすら癒してくれる重要なキャラクターです。