『君の名は。』『天気の子』が大ヒットを記録し、日本を代表するクリエイターになった新海誠。新海はなぜ、「国民的作家」になり得たのか。
評論家であり自ら代表を務める会社ニューディアーの事業を通じて海外アニメーション作品の紹介者としても活躍する土居伸彰氏が、世界のアニメーションの歴史や潮流と照らし合わせながら新海作品の魅力を解き明かしたのが、10月17日に発売された『新海誠 国民的アニメ作家の誕生』である。
本記事では土居伸彰氏が本書の「続き」として、本日11月11日(金)公開の最新作『すずめの戸締まり』について、論考を展開。国民的作家になった新海誠が、新作で見せた新しい世界を読み解く。
新海誠が『すずめの戸締まり』で描いた生者と死者の境界線
新海誠監督の最新作『すずめの戸締り』が11月11日に公開された。同作が東日本大震災を真正面から描いのは、ある意味において『君の名は。』を別の形で語り直す作品ではなかったか。『新海誠 国民的アニメ作家の誕生』の著者である評論家の土居伸彰氏が新作の世界観を読み解く。
東日本大震災を真正面から描いたおどろき
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新海誠はさらに「成長」した
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