「骨格ストレートでブルベです」 Bリーグ川崎・篠山竜青が放つ存在感_1
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「バスケ選手ってかっこいい!」って思ってくれたら勝ちじゃないですか

――撮影、お疲れさまでした。アスリートとは思えないほど表情を作るのがお上手で、びっくりしました。以前女性誌の撮影をされたとき、イケメンを見慣れている女性編集者たちが篠山選手の姿を見て歓声をあげられたという話を聞きましたが、納得です。

素材がいいからじゃないですか(真顔)。というのは冗談として、お陰様でいろんな撮影をさせていただいて、自分の中のスイッチを入れられるようになりました。心の中では恥ずかしいし、照れてるんですけど、照れてる感じで写っちゃうのが一番ダサいと思ってます。

――試合時につけているヘッドゴムを含め、篠山選手はユニフォームの着こなしもかっこいいです。こだわりは?

紐(ヘッドゴムのこと)は、「プロアスリートとしてわかりやすさが必要だな」と思ってつけ始めたものです。似顔絵イラストのおでこに一本線を引いただけで僕だと認識できるし、「バスケの紐してる人」みたいな感じで覚えてもらいやすい。
中田英寿さん(元サッカー選手)が98年のワールドカップで急に金髪で登場して話題になったのと同じように、プロ選手は人に覚えてもらってナンボだし、そういう意味で見た目のかっこよさもすごく大切なことだと思っています。
子どもたちが「プロバスケ選手ってかっこいい!」って思ってくれたら勝ちじゃないですか。
ちなみに今季からは紐をヘッドバンドに切り替えているので、「ヘッドバンドの人」として認知されたらうれしいです。
紐、意外とスタイリングに時間がかかるんで(笑)。

「骨格ストレートでブルベです」 Bリーグ川崎・篠山竜青が放つ存在感_2

――見た目のかっこよさを意識するようになったのはいつごろですか?

Bリーグが開幕した2016年です。川崎はそれまで東芝という実業団チームだったこともあり、髪を染めたりヒゲを生やしてたりしているような選手は誰もいなかったんですが、ある日チームメイトの辻直人(現・広島ドラゴンフライズ)が髪を染めてきて、言ったんです。「篠山さん、人生一度きりですよ」って。
それまで僕はずっと短髪だったんですけど、実は子どものころから長い髪に憧れがあったんですよ。それこそトランクス(「ドラゴンボール」)とか、シャンクス(「ONE PIECE」)とか、流川(スラムダンク)みたいな……。だから、辻にそう言われた時にやたらと刺さって、「俺もやりたいことをやろう」と、髪を伸ばし始めたのがきっかけです。