本物の空を見上げてほしい
今や子どもでもインターネットで簡単に物事を調べたり、映像を見たりできる時代だ。現に、一時期はネットの情報を見ただけの質問も多かったという。ただ、それだけでは本当の学びにはならないと国司さんは感じている。
だからこそ、国司さんは本物を見て触れることを伝えたい。
「プラネタリウムもいいけど、実際の空でも星を見てね。それはいつでも言っています。東京でも1時間空を見上げていると、面白いことがいっぱい起きますよ。人工衛星が飛んでいたり、流れ星も見えたり。いろいろと気づくことは多いです」
ただ、最近は自分自身で体験をして、その上で質問してくる子どもたちが増えているそうで、国司さんはほっと胸をなで下ろしている。
(取材・文/伏見学)