フジテレビの選考は「楽しかった」
――今アナウンサーとして働かれているということは、試験はうまくいったんですね。
決して上手くできた訳ではないのですが、試験中、カメラの前に立ったらとにかく楽しかったんですよね。試験対策とか考えず、何も知らず何が正解かもわからずに臨んだことが、功を奏したのかもしれません。
そして、選考を経るにしたがってアナウンサーになりたいという想いが強くなりました。
――フジテレビの選考を受けた際の印象深いエピソードがあったら教えてください。
人事部員の距離が他局に比べて近かったのを覚えています。良い意味でフレンドリーで、選考中にもかかわらず、自分はもうフジテレビで働いているのかなと錯覚してしまいそうでした(笑)。
例えば、選考の前日にお天気キャスターとして番組に出演していたのですが、人事の方から「昨日、観たよ!」と声をかけてもらったりして。学生に寄り添って、少しでも緊張をほぐし、個々の本来の力を発揮できるようにしてくれていたのだと思います。
フジテレビでは伝統的に入社1〜2年目の方が人事部に配属され在籍しているんです。身近な先輩が選考から入社直後まで面倒を見てくれるので、相談もしやすく、絶対的な安心感もあります。
選考も「これ、面接なのかな?」と思ってしまうほど楽しかったです。これは最終面接までそうで、毎回、面接後はうまくいったかどうかよりも、楽かったという感覚の方が大きく残りました。