プロアマ入り乱れる大喜利が今アツい! ネットの遊びがライブシーンになるまで_5
Aブロックと入れ替わりで登場したBブロック出演者。左から、MCの早乙女零(クロアド)、冬の鬼、警備員(ハチカイ)、ぺるとも、マツモトクラブ、平井“ファラオ“光(馬鹿よ貴方は)、ぼく脳、なかがわりょう(フランスピアノ)、Yes!アキト、小林メロディ(ブリキカラス)、栗谷(カカロニ)、MCの大久保八億(クロアド)

きっかけはネット大喜利と誰でも参加できるイベント

――まずはみなさんの大喜利歴を教えてください。

六角電波 10代からやっていて、人前でやり出して13年くらいですね。「ネット大喜利」を入れると15年くらい。

一同 すげー!

寺田寛明 大喜利13年もやってんだ!

六角電波 寺田さんもほぼ同じくらいでしょ!

寺田寛明 僕は15歳頃からネタをやるほうのお笑いライブには出ていたので、芸歴は15年以上になりますね。ただ、当時のお笑いライブではネタ以外の演目で大喜利をやる文化はなくて、僕も大喜利をやっていたのはネットです。

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ライブ終了後のナルゲキ客席にて。左列手前から時計回りに、寺田寛明、警備員(ハチカイ)、六角電波、ぺるとも、冬の鬼、Yes!アキト、主催の小川悠介。
ピン芸人の寺田寛明(マセキ芸能社所属)/R-1グランプリでも連続で決勝進出している実力者。シーンの先駆けとなったライブ「大喜利千景」を主催している
ピン芸人の寺田寛明(マセキ芸能社所属)/R-1グランプリでも連続で決勝進出している実力者。シーンの先駆けとなったライブ「大喜利千景」を主催している

六角電波 僕は誰でも出られる大喜利大会があると教えてもらって、「大喜利天下一武道会」にエントリーしたのが19歳でした。

寺田寛明 六角さんは初参加で優勝してますよね。僕も2010年頃に「天下一」に参加したのがいわゆる大喜利イベントの最初です。「天下一」は予選から始まるトーナメントの大会なんですが、4日間で行われる予選の枠がすぐ埋まってしまうんですよ。200人くらい回答者として参加していたんじゃないかな?

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六角電波(アマチュア)/さまざまな大喜利イベントを主催し活発に活動している大喜利プレイヤー。寺田によれば、「理論派。どこから出てきたのかわからない存在。大喜利には面白いと強いがあるが、強い人。もっと評価されるべき」

六角電波 当時は他の大喜利プレイヤーと顔を合わせる機会って「天下一」くらいしかなかったですよね。

警備員 僕はネット大喜利から数えると15年くらいです。2ちゃんねる(当時)の大喜利スレ出身で。

冬の鬼 警備員のTwitterのIDなんだっけ?

警備員 自宅警備員だから警備員って名前をつけて……、Vipperの警備員で@kvipperです。ニュー速VIP掲示板に大喜利スレがあって。「笑いに自信のあるやつ集合」っていう……。

一同 (笑)。

警備員 笑いに自信があったので……。

冬の鬼 まんまと集まった。

寺田寛明 Vipperで警備員って名前のやつが面白いわけないだろう。

冬の鬼 それが面白いという奇跡の状態(笑)。

警備員 そのスレッドで大喜利専門サイトを知って、冬の鬼さんとか六角電波さんと知り合って。