キャンプから(高津臣吾)監督には、無駄な時間を過ごさないようにと言われていました。練習の合間にじっとしている時間を少なくして、練習を長引かせない。やるべきことをやったらすぐにあがって休めと。投手だけじゃなくて野手も含めて選手全員が意識して、率先して回復に努めてるから、それが今いい方向に出てるのかもしれませんね。
――メジャー、韓国、台湾と各国の野球を経験してる高津監督らしいですね。
それと、やっぱり打線がどこからでも点を取ってくれる。投手陣もそれに感化されてバント練習をしっかりやりますし、投手陣も1点もやれないぞというよりは、「きっと逆転してもらえる」と割り切って投げられるので、自分のピッチングをして最少失点で抑えようという気持ちがみんなあるのかなと。「スワローズは打線が強いな」とはジャイアンツ時代から思ってましたが、味方になって頼もしすぎます。
――田口投手は去年、移籍してきましたが、設備面など環境面でジャイアンツと差があって驚くことはありませんでしたか?
もちろん環境面で劣るところはありますけど、なにより雰囲気がいいんですよ。いい意味で監督、コーチ、スタッフのみなさんと一体感というか、家族感があるチームだなと思いました。
――塩見(泰隆)選手が先日のヒーローインタビューで「家族のようなチームでクラブハウス行くのが楽しみ」と言っていました。
そうなんですか? でもまさにそんな感じだと思います。
――試合前練習も見させていただきましたが、本当に和気あいあいでした。
僕はただふざけてるだけですよ(笑)。