男性の遺族が約1億2500万円の損害賠償を求めて提訴
2025年1月28日午前9時50分ごろ、埼玉県八潮市の6差路の交差点中央部が突如として陥没した。長さ約8メートル、幅約4メートル、深さ5メートルの穴があき、走行中のトラック1台が転落した。
当初、救助隊は転落した男性運転手と会話ができ、短時間で救出が可能だと思われていた。しかし、穴の内部に貯まる大量の雨水や下水が救助を阻んだ。さらに土砂の崩落が続き、穴は直径約40メートル、深さ最大15メートルまで拡大。救助活動は難航を極めた。
事故からおよそ3カ月後の5月2日、運転手の男性が下水道管内から発見され、死亡が確認された。今年7月には男性の娘3人が県に対して約1億2500万円の損害賠償を求めて提訴。男性が勤務していた運送会社も、県に損害賠償を求めている。
現場から約20メートルの場所にある飲食店の店主が、事故当時を振り返る。
「事故の時は家にいました。ものすごい大きな音が鳴り、家の中から外を見たら道路に穴がぽっかりあいていました。最初に見た時は穴は小さかったのですが、時間がたつにつれてどんどん広がっていきました。消防隊員の方たちが穴をのぞきこんで『助けますから』と声をかけていて、穴の中から男性が何か返答をしている声が聞こえてきました。本当に怖かったでしょうし、悲惨なことですよ……」













