200グラムの鶏肉を…
食材費の過大徴収はどういうことだったのか。Aさんや複数の元社員はこう口をそろえた。
「グループホームの入居者から1人あたり毎月2万〜2万5000円を定額で食費として集め、本社に送っていました。でも、本社から各グループホームに下りてくるのは3分の1ぐらいだけでした」
そのため、現場のスタッフは安いスーパーを回ったり、自腹を切ったり、食材を自宅から持ってきたりして食事を提供していたという。元社員たちは次のように証言した。
「パンフレットでは、1食数百円と書いていたのに、実際には30円ほどだった」
「200グラムの鶏肉を20人に切り分けているのを見て、思わず『えっ、ウソでしょ?』と声を上げてしまった」
「食材費をなるべく削るよう役員から指示が下りてきて、低栄養でやせていく入居者が何人もいた」
「お腹がすいて、台所の残飯を食べようとしてしまう人もいた」
Aさんは経営陣に増額を求めたが、「会社の決まりだから、その金額でやって」と断られたという。一方で、中出社長ら取締役たちはブランド服に身を包み、高級車に乗っていた。「スーパーブラックな会社でした」。Aさんはそう表現した。













