気づかぬうちに他人と比較してしまう

仕事を終えて帰宅し、夕食をとって一息つく。

気づけばスマートフォンを手に取り、SNSを眺めている。
動画配信サービスで番組を見始めたら、時間が過ぎるのを忘れ、いつの間にか夜がふけていた――。

よくある夜の過ごし方ではないかと思います。特に意識することなく、日常的に繰り返している人もいるかもしれません。

ここで私は、SNSや動画配信サービスがよくない、と言いたいのではありません。手軽な気分転換になることもあれば、情報収集や人とのつながりを感じる時間になることもあります。

見たい番組を見るのは至福の時間ですし、会話のネタに話題作品を見ておきたいという気持ちは私にもあります。

ただし問題は、それらによってなんとなく時間が過ぎてしまうことです。

意図なく1時間、2時間とスマートフォンを見続け、気づいたら夜の時間が終わっている。それが毎日続いているとしたら、ざんねんな時間の過ごし方だと言わざるを得ません。

写真はイメージです
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「それでも休めているならいいのではないか」と思う人もいるかもしれません。

しかし、この点にも注意が必要です。

次々と新しい情報に触れていると、脳は刺激を受け続けます。画面を見続けることで、かえって疲労感が増すことも少なくありません。つまり、体を休めているようでいて、脳は働き続けており、必ずしも休息しているとは限らないのです。

また、SNSの利用は、他人との比較を生みやすい側面もあります。投稿される華やかな生活や成功を目にすることで、自分と比べてしまい、知らず知らずのうちに心の負担になることもあるでしょう。

さらに、動画配信サービスやSNSには、次に見るコンテンツが自動的に提示される仕組みがあります。おすすめされるままに見続けてしまい、気づけば時間だけが過ぎている――そんな状態に陥おちいりやすいのです。

ここでのポイントは、SNSや動画配信サービスの是非ではありません。問題は、「どのように時間を使っているか」です。

流れてくる情報をなんとなく追い続ける。通知に反応し続ける。おすすめされるままに視聴を続ける――。

こうした時間の使い方は、総じて「受け身」になりがちです。