「同じようなことが起こってほしくない」
「もう二度と私たちと同じようなことが起こってほしくないんです。会社もこの問題を真剣に考えてほしい」
被害女児の母親、A子さんはそう訴える。
「集英社オンライン」ではこれまで、事件当日の状況や、被害に遭った女児のその後の生活を伝えてきた。本記事では、事件の背景にあった配達員の登録制度や、運営会社の対応について詳報する。
コミルジョノビッチ容疑者が配達に使っていたのは、フードデリバリーサービス「ロケットナウ」のアカウントだった。
しかも、本人名義のものではない。捜査関係者によると、偽造された日本人名義の運転免許証でサービスに登録され、複数の人物の間で売買されていたとみられるアカウントだったという。
その経緯をたどると、配達員の本人確認をめぐる問題が浮かび上がってくる。
捜査関係者によると、まず何者かが偽造された日本人名義の運転免許証を使い、ロケットナウに配達員として登録したという。
「そのアカウントはLINEグループを通じて売買され、在留期限を超えて日本に滞在していたという26歳のウズベキスタン人の男の手に渡った。さらに2026年2月ごろ、アカウントはコミルジョノビッチ容疑者に転売され、配達業務に使われるようになった」(関係者)
登録上の人物と、実際に利用者の自宅へ料理を届けていた人物は別人だったことになる。
事件後、アカウントに登録されていた電話番号などを手がかりに捜査が進み、コミルジョノビッチ容疑者の特定につながったという。なお、アカウントを以前使用していた26歳の男は8月に強制送還されている。














