「この1、2年のうちに優勝したい」名門・早稲田に始まった花田改革

10月12日の出雲駅伝を皮切りに、まもなく始まる大学駅伝シーズン。今季、大きな注目を集めているのが早稲田大学だ。箱根駅伝で総合優勝13回を誇る名門も、2010年度に大学駅伝三冠(出雲、全日本、箱根)を成し遂げて以降は優勝から遠ざかっている。

だが、今季は各学年にエース格を擁し、前評判が高い。好機を迎えた早大の指揮をとるのが花田勝彦駅伝監督だ。今季、就任5年目を迎えた。就任初年度は箱根予選会からの出発だったチームは、今や優勝候補となった。柔軟な発想で伝統校にさまざまな改革をもたらしてきた花田監督に話を聞いた。

――伝統校の早大のユニフォームにスポンサーロゴが付くのは反響が大きかったように思います。これも時代の流れでしょうか。(*世界陸連および日本陸連の広告規程改訂に伴い、大学駅伝でも2020年からユニフォームにスポンサー名を入れられるようになったが、早大はこれまで入れてこなかった)

花田勝彦(以下同)
 そうですね。チームを強化するのに必要な資金を集めるのにクラウドファンディングを始めて、これまでに2回実施し、この5年間で優勝が見えるところまできました。この1、2年のうちにしっかり優勝したいと思っています。

そして、その先、強豪校であり続けるためには、例えば、今いる江本亘コーチは非常勤なので専任できる体制を整えたり、寮やトレーニング施設の建て替えや改修だったり、さらには、いろんな選手の海外遠征ももっと増えてくるので、安定的な資金を獲得することが必要だと思っています。

「初めてこれを着て取材を受けます」とスポンサーロゴが入ったチームウエアで取材に応じる花田監督(撮影/高木陽春)
「初めてこれを着て取材を受けます」とスポンサーロゴが入ったチームウエアで取材に応じる花田監督(撮影/高木陽春)
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大学も、奨学金制度を作ってくれるなど、いろいろ支援してくれていますが、やっぱり他大学に比べると、まだまだ足りない部分は多い。クラウドファンディングもそうですが、自分たちでできるところは自分たちでやろうということで始めました。

クラウドファンディングでは、主に海外遠征など選手の活動資金に充てていましたが、ロゴスポンサー資金は、チームのハード面の強化にも充てていければと考えています。