港区で起きている「値下げラッシュ」

中には価格改定を繰り返している部屋もあり、「1期1次で買っていなければ利益が出ていないのでは」と分析する。

転売目的で購入した人の多くは実際に購入するだけの現金を持っておらず、引き渡しというタイムリミットが近づくにつれ、手付金の放棄か損切りを迫られることになる。

「投資にリスクはつきもので、自業自得。これまでのようにすべてのエリアで値上がりしていたのが異常で、これからは立地やブランドなどの選別がますます強くなる」とA氏。港区で起きている「値下げラッシュ」は、何の後ろ盾もないサラリーマンが2億円近い物件を買え、不動産を転がすだけで巨額の富を得ることができた時代の終わりを告げている。

文/築地コンフィデンシャル