外務省筋からは「それ見たことか」との声

プーチン大統領にイクラを振る舞った男は、ただの水産業者ではなかった。

道路、空港、病院から雇用まで、日本が返還を求める択捉島を牛耳る「北方領土の帝王」、アレクサンドル・ヴェルホフスキー氏である。

ロシアの大統領と政商が並んだ一枚の写真は、二つの終わりを告げていた。

経済協力でロシアを引き寄せようとした経済産業省の対ロ外交。そして、メドベージェフ前大統領が強硬な役回りを引き受けてプーチン氏は島に入らないという、ロシア指導部内での役割分担である。