JR東海が感じている弱冷房車の手応え
まず、導入の背景について、JR東海は「東海道・山陽新幹線をご利用いただいているお客さまからのご意見やご要望を調査したところ、『弱冷房車』に一定のニーズがあることがわかりました」と説明する。
「夏季の新幹線車内における温度については、快適にご利用いただけるよう乗務員が状況に応じて設定しているところですが、さらなるサービス向上策として、冷房の設定温度が他の号車と比べて高い車両をご用意した場合のご利用状況等を調査すべく、昨年8月、初めて試験導入に至りました。
昨年8月の試験導入では、1日10本の列車(すべて『ひかり』号)を対象に行い、良好な結果が得られたことから、今年は更に対象となる列車、期間を増やして、ご利用状況等を調査します」(東海旅客鉄道株式会社 広報部 東京広報室・担当者、以下同)
つまり、冷房が苦手な利用者からのニーズを受け、昨年から試験的に導入。今年はその対象を広げたということだ。
では、なぜ対象は「ひかり」号の3号車自由席なのか。SNS上では、賛成派・反対派を問わず、「やるなら指定席の方がよかったのでは」という声もあるが……。
「今回は試験を実施するにあたり、お客様に弱冷房車か否かを選んでいただけるよう自由席で設定することとしました。16両編成のひかり号では、自由席号車が5両あること、また、前後の号車も含めて座席移動の自由度が高いこと等に鑑み、3号車自由席での実施としました」
指定席ではなく自由席にしたのは、利用者が選びやすく、必要に応じて移動しやすいから。たしかに、指定席で弱冷房車にあたってしまうと、暑いと感じても簡単には移動しづらいだろう。
一方で、SNSでは「弱冷房車より強冷房車がほしい」といった声もある。通常の車両でも暑いと感じる利用者への配慮については、どう考えているのだろうか。












