虫は、“自分で出会いに行ける存在”だった
──『クレイジージャーニー』の放送後、反響はありましたか?
片田陽依(以下同) かなりありました! 見てくださった方に、虫の魅力や、虫の顔の可愛さに気づいてもらえて。少しずつ夢が叶っているような気持ちです。
──スタジオでVTRを見ていた小池栄子さんが、最初は戸惑いながらも、最後は虫に対して「かわいい!」と反応されていたのが印象的でした。「ナウシカだ!」とも言われていましたね。
小池さんのリアクションには本当に救われました……(笑)。テレビって、虫に対して「気持ち悪い」と反応することが当たり前になりがちな場所でもあるので。あんなふうに「かわいい」と言ってもらえて、本当にありがたかったです。
──虫好きとして活動するようになったのは、YouTubeを始めたこの1年くらいなんですよね。
そうです。もともと俳優になりたかったというより、虫の魅力を広げたいという思いが、芸能活動を始めたきっかけでした。
でも、事務所のお考えや、周りの人の声もあって、それまではずっと、虫が好きであることを隠しながら活動していました。自分の好きなものを好きだと言えない環境にあったことは、すごく悲しかったです。虫の話をすると耳を塞がれてしまうこともありましたし、虫が好きだと言うと、虫の悪口大会が始まることもあって……。
──そもそも、虫に興味を持ったきっかけは?
これといったきっかけはなくて、物心ついた時から好きだったみたいです。両親が言うには、0歳の頃からいろんな動くものに興味を持つ中で、最初は蝶に興味を持って、そこから図鑑を読むようになって、図鑑で見たものがその辺に暮らしていることを知って……そんなふうにどんどんハマっていった感じです。イノシシとか猿なんかが出るような山の方に実家があって、自然と触れ合うには、本当にいい環境で育ちました。
──虫を探す場所にも困らなかった?
家の周りに自然がたくさんあったので、外に出れば何かしら生き物がいる環境でした。犬やインコも飼っていたので、生き物全般が好きではあったんですけど、その中でも虫は、自分の手で捕まえて、持って帰って、飼育できる存在だったんです。
犬や猫は親にお願いしないと飼えないけど、虫は自分で出会いに行ける。そこから、昆虫の生態にもどんどん興味を持つようになりました。













