内田被告は変わらず「Aさんに対する殺意は全くありません」

こうした内田被告に対し、弁護側、検察側の後に質問に立った被害者参加弁護士の舌鋒は鋭かった。まず、第6回公判で明らかになったコンビニで内田被告がAさんに対して「ナイフを持っていたら刺していたぐらいに激怒していた」という供述について、こう質した。

以下のやり取りについて、弁護士が「」内田被告が<>で列記する。

「腹立たしかった理由は、『Aさんが店員には助けを求めているのに(自分の)親には助けを求めていないから』ということですが、これはどういう意味ですか」

<私とAさんが通話を開始した時点から、保護者の方と電話を代わるように要求していましたが、合流後も断られていたので、コンビニで店員さんに助けてほしいと言えるのならば、Aさんから保護者の方に助けを求めた方が安心できるんじゃないかなと思いました>

「これが激怒になるというのはどういうこと」

<Aさんの気持ちが理解できませんでした>

学生時代の内田被告((撮影/集英社オンライン)
学生時代の内田被告((撮影/集英社オンライン)

「(Aさんが)いろんな共犯に迷惑をかけたと言っていたが、Aさんがあなたにかけた迷惑とは」

<Aさんの当時の考えを、Aさんが私に話してくれなかったことです>

「弁護人の冒頭陳述で、一人で来たAさんにも非があるような主張がありましたが、被告人自身もそう思っているんですか」

<もし誰か一人でも一緒に道の駅に現れていたら、少しは話がまとまったりしたかもしれないと思っています>

「この裁判ではAさんを殺していない、死なせていないという主張ですよね。あなたの主張をもう一度説明してください」

<Aさんに対する殺意は全くありません。私は橋からAさんを落下させていません。ですが、Aさんは亡くなってしまった。その結果は私がAさんと合流してAさんを苦しめた結果だという風に思っています>