「判決を受け入れるかどうかは、判決によって変わると思います」
「検察官の被告人質問での、『自分の考えをコントロールできなかった』とはどういうことですか」
<悲しいことや辛いことがあったり、イライラした時にすぐに行動に移すのではなくて、一旦立ち止まって何に対して、このような感情になっているのか、しっかり考えて、本当にその考えが合っているのか、自分で正しいか確かめたり、自分で確かめられなかったら周りに尋ねたりそういうことです>
「先ほど、なぜ泣いたのか質問された後、検察からの質問にはずっと不貞腐れているように見受けられました。(現在の)あなたは感情のコントロールはできているんですか?」
<……聞いている人が不貞腐れているような態度だと思うのならば、まだまだコントロールができていないのだと思います>
最後は尻すぼみになるように小声になった内田被告。
そして裁判所からの質問に移る。裁判員からの質問はなかったが、左陪席の裁判官から、3日の公判で「殺意があったんじゃないかと言われるのは当然だと思います」という証言の真意を問われた。
これに対して内田被告は、こう答えた。
<殺意があったと思うという発言は、殺意があったことを宣言したわけではなくて、そのような過去の自分を客観的に見て、殺意があったのか考えたら、確かに殺意があると思うようになったということです>
都合の悪い質問に対しては、相変わらず言語も意味も不明瞭だ。しかし、そんな内田被告の『本音』は被害者参加弁護人とのやり取りに明確に現れていた。
「判決を受け入れる心の準備はできていますか?」
<判決によって変わると思います>
事件発生から2年。ようやく始まった内田被告の裁判はこの日で証拠調べを終えた。6月8日に結審して検察が論告求刑を行い、同22日に判決が言い渡される。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班












