「月曜日がつらい」をなくす具体的な方法
そもそも翌日の行動を漠然と考えるから、不安になりやすいのです。むしろ、具体的に思い浮かべてみると、さほど不安ではなくなる場合があります。ただし、その一方で、具体的に想像すると「あれやんなきゃ」とか「上司に何か言われそうだな」などと不安がますますあおられる危険もあります。このようなときは「具体的に思い浮かべながらどうやってプラスのイメージ、快感を貼り付けるか」が大切になります。
たとえば、「がっと会社に行ってぐぐっと片付けよう」のようにオノマトペで表現するとそれだけで脳のやる気系の仕組みが活性化します。不安だなという事柄をあえて「今、自分はワクワクしている!」と言い換えたり、文字で書いてみたりして「外在化」するのもいいでしょう。
また、月曜日の仕事を思い浮かべるときに鏡を見ながら口角を上げるのも、脳をちょっと勘違いさせる策となります。仲の良い人と話をしながら、あるいは好きなゲームをやりながら、おいしいものを食べながら、ちょっと仕事のことを思い浮かべてみる、というのも「快感を貼り付ける」一つの方法です。
「そんなことでいいの?」と思ってしまいますが、騙された気持ちで試してみましょう。要は「心地いいこと」と仕事のイメージをセットにすることです。
人って意外と単純で、ドーパミン系を活動させている、心地いい、うれしい状況だと、同時並行している苦手なことや苦手な人のこともまあまあ好きになったりするのです。
もう一ついうなら、金曜日の仕事終わりのときに、「ああ、良かった。ここまでできた!来週はこんなことをぶちかましてやるぞ!」というふうに、プラスの気持ちをくっつけておくと、不思議と翌週のモチベーションも上がりやすくなります。たとえ気持ちはすっきりしていなくても、「すっきりした」と言ってしまうのがポイントです。
よく運動などで頑張りすぎて最後にヘトヘトになると、次回以降のモチベーションが下がる、というのはよくいわれる話です。これと同じで、その週の仕事終わりをマイナスではなく、プラスのイメージで締めくくっておくのです。金曜日の仕事終わりに仲間と飲みに行って楽しい時間を過ごすというのも、その週をプラスで終わる、という意味合いがあるともいえます。
また、月曜の朝、ぱっと頭を切り替えるためにできることはいくらでもあります。たとえば、月曜の朝が楽しみになるように、プチ贅沢朝食を楽しむのも良いかもしれません。
また、朝起きたときは憂鬱でも、気持ちを切り替えるスイッチのチャンスはたくさんあります。歯を磨いて着替えて、靴を履いて、会社に着くまでの道のり、エレベーターのドアを開ける瞬間など、会社へのルーティンの通勤ルートの中で、いつのまにか気持ちは切り替わっていくものです。
一方で、リモートワークでは切り替えが難しくなるので、仕事を始める前に机を片付けてキレイに拭く、など何らかのルーティン作業を入れるのも良いでしょう。
文/篠原菊紀
*1 J Affect Disord. 2019 Jan 15;243:366-374.












