「手でつぶしてリサイクルボックスに入れていただければ回収量の拡大につながります」
生活に身近な場面から防災に至るまで、多くの用途で活用されているプチプチ。
しかし、リサイクルできることは意外と知られていない。
「我々はリサイクルにも力を入れており、『プチプチはリサイクルできる』ということの認知度向上に努めています。
ペットボトルや食品トレーなどは視認性が高く、スーパーなどいろいろな場所で回収してリサイクルを行なっていますが、同様にプチプチも見た目ですぐ分かるので、リサイクルしやすい製品です。
プチプチの専用リサイクルボックスを作り、多くの場所に設置していただくべく弊社のリサイクル事業部がアピールをしていますが、なかなか大幅な設置数にはつながっていないのが現状です。
ペットボトルや食品トレーなどに比べて、『まだやったことがないから初めては怖い』と受け止められてしまう部分があります」
現在、一部のドラッグストアや自治体、学校など、全国500か所で専用のリサイクルボックスを設置しているが、「2030年までに2030か所の設置が目標です」と同担当者は語る。
「プチプチの回収はかさばるために量が集まりにくい面があります。使い終わったプチプチはストレス発散がてら、手でつぶしていただき、それをリサイクルボックスに入れていただければ回収量の拡大につながりますし、回収量が増える分だけ原料にも戻ります。
行政や国も、積極的にプチプチの回収を呼び掛けてくれれば、我々としてもたいへんありがたいです」
プラスチック資源の国内循環に取り組む同社。リサイクルの重要性が高まるなか、最後に同担当者は消費者に向けてこのように呼び掛けた。
「引き続き安定的な供給はしていきたいという思いはありますが、今一番懸念しているのは、一部で見られる買いだめなどの動きです。
安定的にご提供しますので、できるだけ必要な分をお求めいただきたい、というのが我々の思いです。
もちろん中東情勢が落ち着けば安定的に需要が元に戻りますので、弊社としてはそれを願っていますが」
今回のナフサ供給不安は、原材料価格の変動が私たちの生活を支える身近な製品にまで直結している現実を浮き彫りにした。
再生原料の重要性が高まるなか、限りある資源をどう循環させていくのかが、改めて問われている。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













