細木さんとの“再共演”は「後悔がようやく浄化された気持ち」
――今回、『地獄に堕ちるわよ』の出演をHGさんのほうから「逆オファー」したと伺いましたが、それはどういった心境で?
2年前に細木数子さんの物語がドラマ化すると噂で聞いて、純粋に「本人役で出たい」と思って逆オファーしました。でもNetflix側から「もう撮影も始まっていて、台本もできているので、難しいです」と最初は断られたんです。「まあ仕方ないか」とあきらめていたら、後日「台本書き直しましたので、ぜひ出演してください」と改めて連絡をいただいて。
――それはかなりうれしい展開ですね!
めちゃくちゃうれしかったです。Netflixさんの懐の深さに感動しました。
――実際に出演されてみて、改めて細木さんの存在をどのように感じましたか?
当時の番組が見事に再現されていたので、現場に入った瞬間、あのときの記憶がフラッシュバックして。主演の戸田恵梨香さんも、当時の細木さん同様、オールバックの髪にメッシュが入っていて。それも本数まできっちり合わせて地毛で再現されていたんですよ。完全に憑依したような迫力で、ゾクッとしたのを覚えています。
――今回、“再共演”されたことについては、どのようなお気持ちですか?
当時はバラエティやテレビのことをよく分かっていなくて、一つの武器しかなかったし、それをやり続けるしかない状態だったので。「やっちまったな…」という後悔がずっとあったんですけど、少しは浄化できたかなって思いはあります。
――最後に、細木さんに声をかけるとしたら、どんな言葉を伝えたいですか?
21年前、右も左もわからないまま飛び込んだテレビの世界。たったひとつの武器を持ち全力で細木数子と対峙しました。あなたに怒られたあのキャラクター、まだ全力で続けてます! 地獄にも一緒に連れて行くつもりです!占いフォーーーーーーーーー!!
後編「ハードゲイ誕生のきっかけは『ケンコバ』、奇跡のブレイクから21年、『逃亡期間』を経た50歳“一発屋”の現在地」へつづく
取材・文/木下未希 撮影/村上庄吾













