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ポテンシャルを引き出したケンコバの存在

レイザーラモンRG(以下、RG)の代名詞といえる「あるある」ネタ。初披露は2009年、『リンカーン』(TBS)の人気企画「芸人エレベーター」だった。

しかし、「RGといえばあるある」「あるあるといえばRG」と言わしめるようになるにはまだまだ時間が必要だった。RGが当時を振り返る。

「番組に出たことで、少しは爪痕を残せたと思うんですが、それで仕事が舞い込んでくることはなかったですね。そんな僕を見かねて、『リンカーン』で披露した石井明美さんの『CHA-CHA-CHA』以外にも『いろんな曲でやってみたら?』とアドバイスをくれたのがケンコバ(ケンドーコバヤシ)さんでした。

ケンコバさんにはその後もことあるごとにあるあるのポテンシャルを引き出してもらいました。あれはたしか中目黒の焼き鳥屋で、ケンコバさん、宮川大輔さんと3人で飲んでいたときのこと。テーブルの皿を指さし『手羽あるあるなんてないよな?』と無茶ぶりされて。

とっさに思い浮かんだ曲が僕の大好きなバービーボーイズの『目を閉じておいでよ』。この手羽あるある、ケンコバさんがめちゃくちゃ笑ってくれたんですよ。酒を飲みながら夜を徹してのあるある猛特訓をやったこともありましたね(笑)」

「ケンコバさんが“手羽あるある”をめちゃくちゃ笑ってくれたんですよ」。仕事も金もなかったレイザーラモンRGを支え続けた先輩芸人たち_1
レイザーラモンRG
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