子供が入り込んでしまいそうな水路や空き家なども捜した
事件なのか事故なのか。謎めく失踪に、捜索に当たる南丹市消防団の野中大樹団長は疲労の色を滲ませながらこう語った。
「3月24日の午前10時ごろに南丹署からの依頼で、消防団も捜索に加わりました。消防団員はほとんどが仕事を持ちながらの活動ですが、行方不明者が小学5年生ということで皆さん心配されて、当日に206人の団員が集まりました。警察、消防署、消防団と合同の捜索チームで園部の一円を捜索しました。25日にも122人の団員が捜索に参加し、(ランリュックが見つかる前日の)28日にも102人の団員が捜索を行いました。
捜索箇所は山中も含めて広範囲にわたり、コンビニや商店などの聞き込みや、子供が入り込んでしまいそうな水路や空き家なども捜しています。しかし何ひとつ見つかりませんでした。ランリュックについては捜査にかかわることですし、コメントは控えさせていただきます。ただし、ランリュックの発見場所は普段から不法投棄などが多いエリアではあります。
今後もいつでも出動させてもらう体制をとっており、警察から依頼があれば捜索に協力させていただきたいと思っております。とにかく無事で保護したい、思うことはそれだけです」
安達さんの自宅の近くに住む人も、心配そうにこう語った。
「結希くんの行方不明については私は初めはネットで知りました。『安達』という苗字を見てまさかと思っていたのですが、23日と24日には自宅周辺に規制線が張られて、警察官やパトカーがたくさんきて大変な事になっていました。
安達さん方はおばあちゃんやお父さんとも顔が合えば挨拶もする。この辺の方の例に漏れず、安達さんのお宅も米を作っているというのは聞いた事あります。
あと結希くんは、おばあちゃんと散歩しているところを見たことがあります。近所にカフェがあって、そこにもおばあちゃんと一緒に来ていたことがありましたね。この周辺で大きなトラブルとか事件とかって話は聞いたことはありません」
週明けには新学期が始まる。6年生に進級した結希くんの元気な姿を見たいと、誰もが思っている。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













