「お金はある方がいいので売っているだけです」

記者がそれと思しきアカウントに取材依頼のDMを送ると、Bさん(40代)から返信があり、話を聞いた。

「1年ほど前から毎月8件から10件ほど中学生の娘の下着類を売っています。3枚セットなどの安価なイチゴ柄などの下着を1枚3000円で売っています。

『2日間着用』とかオプションにより値段変動しますが、1度のお取引額で多いのは5000〜7000円ほどで、中には15000円ほどでお取引する方もいらっしゃいます。少ない月で5万円、多くて10万円ほどの収益になります」

Bさんが販売した下着(写真/Bさん提供)
Bさんが販売した下着(写真/Bさん提供)

Bさんもまた4人の子どもの母親だが、Aさんとは違って経済的にゆとりがない状況ではないそうだ。

「夫婦共働きで私はそこまでお堅くはない医療関係の仕事をしています。本職の収入は月収30万円ほどです。娘の下着を売らなければ暮らしていけないわけではないですが、SNSでは『お金に困っている設定』にしています。

少子化の中で子どもを産んでいるのに、子どもが多い家庭が得をするような機会がないように感じます。お金はある方がいいので売っているだけです。この下着販売はむしろ娘本人が提案してきたことです」

Bさんが言うには中学生の娘さんが「使ったパンツって売れるらしいよー」と言ってきたことから“2人の秘密”として始めたことなのだという。

Bさんが明かす下着販売の裏側(写真/Bさん提供)
Bさんが明かす下着販売の裏側(写真/Bさん提供)

メルカリの注意喚起の文言には「青少年保護・育成および衛生上の観点から、使用済みのスクール水着、体操着、学生服類などの出品を禁止します」とある。

Bさんには娘の私物が見ず知らずの他人に意味深なことに使われることへの抵抗感や親としての拒否感はないのか。

「最初は後ろめたさは感じましたが、お金が稼げるのなら良いと思っています。これをいつまで続けるかは娘次第で、未定です」