「近年は未払い防止のため入室時の前払いを導入しているラブホテルも増えています」

都内繁華街のラブホテル経営者にも話を聞くと「お金がないと言う人には誓約書を書かせる」ようだ。

「我々も通報して騒ぎを大きくしたくありませんので、『お金がない』と言う人にはとりあえず有り金を出してもらいます。

その上で必ず返してもらうために身分証明書などをコピーさせていただいた上で誓約書を書いてもらいます。こうしたことをしても期日までに払わない方や逃げ切ろうとする方もいます」

客に書いてもらった「誓約書」(撮影/集英社オンライン)
客に書いてもらった「誓約書」(撮影/集英社オンライン)

ラブホテル評論家の日向琴子氏も「入室時の前払いを徹底すれば防げるのでは」と言う。

「ラブホテルでの無銭飲食トラブルの話はよく聞きます。都内近郊のホテルの経営者さんから聞いた話では、無銭飲食して2階の部屋から逃走を図り、誤って転落して亡くなった男性もいるそうです。

男性単体の客以外にもカップルで来てお金がないと言うケースもあるのだとか。

やはりラブホは宿泊や休憩でも住所を書いたりすることもありませんから、犯罪が発生しやすい場でもあります。

近年は未払い防止のため入室時の前払いを導入しているラブホテルも増えていますので、これを徹底するともう少し防げるかもしれません」

被害実態について話すホテル経営者(撮影/集英社オンライン)
被害実態について話すホテル経営者(撮影/集英社オンライン)
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前出の経営者は嘆く。

「無銭飲食する中年男性のほとんどは社会の中で孤立しているような方が多いようにも思いますが…どうか無銭飲食だけは勘弁してほしいです」

ラブホ経営者の悲痛な叫びは彼らに届くだろうか。

取材・文/河合桃子 集英社オンライン編集部ニュース班