知られざる「ラブホ無銭飲食」の実態…10万円以上の損害が出るケースも
ラブホ無銭飲食の実態を調べると意外に多いことがわかる。
今年1月にも北海道札幌市内のラブホに約22時間滞在した後に「お金がない」ことを従業員に打ち明け、駆けつけた警察官によって住所不定の男(42歳、アルバイト)が現行犯逮捕された。男の所持金は47円だった。
2月にも静岡県静岡市で室内の飲料やハッシュドポテトなどを注文し宿泊代2万1000円を支払わなかった住所不定の男(42歳、無職)が詐欺容疑で現行犯逮捕されている。
都内のある弁護士によれば「無銭飲食は“現金を持ち合わせず支払い能力がないのに宿泊したり飲食したりすることが、詐欺罪の構成要件である『人を欺いて財物を交付させる』ことに値するため、詐欺罪が成立する」のだと言う。
都内近郊のラブホテル経営者は「報道されていないだけで無銭飲食なんて日常茶飯事ですよ」と呆れ顔で言う。昨今起きた特にひどいケースはこのような事案だ。
「ラブホには基本的に連泊という概念がないホテルが多いため、22時間から24時間で一度精算する仕組みになっています。22時間経った時点で何の連絡もないお客様にはコールを鳴らして精算していただきます。
ですが、そのお客様からは『なんで支払わねーといけねえんだ!』とキレ散らかされまして。従業員2名でお部屋に伺うとギャーギャー喚いて『宇宙人が来た!』などとおかしなことを言うのです。
こうなると通報するしかありません。駆けつけた警察官がその場で尿検査をしたら薬物の陽性反応が出ました……。そのまま連行されてしまい、そのお客様からのお代金はいただくことができませんでした」
その迷惑客はカレーやデザートなど5000円相当の食事をしており、宿泊代も合わせ2万円弱の損失となった。そればかりか室内のソファに糞尿が撒き散らされ、清掃のため数日間使えない事態に。
こうなると損害は「1室につき休憩と宿泊客合わせて少なくても20組以上は入りますから5万から10万円」だと言う。














