≪今ママに会えたらぎゅうしてほしい、だっこしてほしい大好きってつたえたい≫

裁判で明かされた佐藤被告の殺害の動機は、「行仕さんに一連の問題を所属ジムに報告されると、キックボクサーとしての将来が絶たれると恐れた」から。一方で、佐藤被告の弁護側は「被告は行仕さんと交際はしておらず恋愛関係ではないという認識だった」など、検察側と異なる主張をしている。

裁判では、「娘さんの命を奪ってしまい申し訳ございませんでした」と謝罪の言葉を述べ、遺族に向かって20秒近く頭を下げたという佐藤被告。しかしどんなに謝罪を重ねても、佐藤被告が奪った行仕さんの命、そして母子の未来は戻ってこない。

裁判で読み上げられた行仕さんの長男の手紙には、事件当時の記憶と母を想う気持ちが切々と綴られている。以下にその全文を掲載する。

サルを肩に乗せる佐藤被告(本人SNSより)
サルを肩に乗せる佐藤被告(本人SNSより)
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《こわい。こわかった。
ママのことユーチューブを見て待ってた。
ママが帰ってこなかったから電話もした。
何回もした。でもでなかった。その間もずっとこわかった。
ママが帰ってくるのをずっとまってた。ママにあえなくて悲みしかった。
さみしかったあいたかった今もさみしい
会たくなるママのこと大すき。
ママをきずつけた人へ
ママのことお返してほしいママに会わせてほしい
どうしてママのこときずつけたの?どうしてママだったの?
勉強とかしてないときにママを思い出す。
キャンドルとか作るときもママにおみあげに渡そうって思い出す。
今ママに会えたらぎゅうしてほしい、だっこしてほしい大好きってつたえたい》
(原文ママ)

検察側の求刑は懲役25年。判決は3月17日に言い渡される。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班